認知症の主な症状「中核症状」と「周辺症状(BPSD)」の症状や違い

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「中核症状」とは?症状は?

認知症の中核症状とは、脳の細胞が壊れることです。

 

中核症状の主な症状としては、1つ目として記憶障害です。記憶障害とは、以前のことや最近のことを記憶できなくなることです。

 

2つ目は見当識障害で、自分がそのとき置かれている状況がわからなくなる症状です。日付や状況などが把握できなくなります。

 

3つ目は実行機能障害で、目的の為の行動が困難になる症状です。やらなければいけないことがあるのに、その為の行動ができなくなることです。

 

4つ目の高次脳機能障害は、聞く・話す・読む・書くといった言語に関わる機能に障害がでることです。

 

「周辺症状(BPSD)」とは?症状は?

周辺症状とは、中核症状と自分が持っている性格やそのときの環境によってあらわれる症状を言います。

 

周辺症状として代表的なものは、1つ目は徘徊です。いつどこに行くでもなく、本人にしかわからない目的地に辿り着く為に歩き回ることです。介護者が側にいない場合には、歩きまわった挙句事故などにあったり帰り道がわからなくなってしまって、最悪行方不明になってしまうこともあります。

 

2つ目は、物を盗られた妄想です。盗られてもいないのに誰かに自分のものを盗られたと思い込むことです。

 

3つ目は幻覚や幻聴です。本人にとっては実際に見えることで聴こえているので、頭ごなしに否定しないように気をつけましょう。これらが主な周辺症状です。

 

「中核症状」と「周辺症状(BPSD)」の違い

中核症状と周辺症状の違いとしては、中核症状は脳の神経細胞が壊れることで引き起こされる直接的な症状で、周辺症状とは中核症状によってその人の性格や環境ごとにあらわれる症状を言います。

 

中核症状としては、

  • 記憶障害
  • 判断力の障害
  • 問題解決能力の障害
  • 実行機能障害
  • 見当識障害

などがあります。

 

周辺症状はその人の性格や環境によって様々な症状があらわれます。場合によっては

  • 暴言
  • 暴力
  • 興奮
  • 抑うつ
  • 不眠
  • 幻覚
  • 妄想
  • せん妄
  • 徘徊
  • 物取られ妄想
  • 失禁

などが症状です。

 

これらの症状はその人によってあらわれ方が違ってきます。

 

まとめ

認知症には中核症状と周辺症状があります。中核症状は脳の機能が壊れることであらわれる症状です。周辺症状は中核症状があらわれたその人に特有のもので、性格や環境によって様々な症状となってあらわれるものです。

 

認知症の介護者が苦労するのは周辺症状のほうです。中核症状であれば対応の方法は限られるので比較的対応できますが、周辺症状は認知症になったその人特有のものとしてあらわれるので、どんなに認知症のことを勉強してもその通りに対応できるとは限らないからです。

 

認知症といっても、症状があらわれたその人にしか効果のない対応が必要となるので、介護者は慎重に適切に対応することが大事です。

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