認知症で起こる「徘徊」とは?どうやって防止すればいいの?

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認知症で起こる「徘徊」とは?

家の中をうろうろしたり、家族の知らない間に外へ出て当てもなく彷徨ったり、周りから見れば何の目的も無くただ歩き回ることを徘徊といいます。

 

どうしてこのようなことが起きるのか。認知症症状の全ての原因は未だ解明されていませんが、徘徊をする原因としては、

  • 自分がどこに居るのか認識できない
  • 時間の感覚を失うことで不安やストレスを感じる

などが大きい原因と言われています。

 

その中でも、日常的に精神的な安定が得られていなかったり、緊張を強いられていたりすると、症状が強く出る傾向があります。一見何の目的も無いように思われる徘徊ですが、本人は何らかの目的意識を持っていることが多いです。

 

徘徊による事故の例

ここ数年、認知症による徘徊中の事故のニュースはどんどん増える一方です。

 

徘徊は重度の認知症でなくとも起こりうる為、認知症だと思われていなかった人が一人で外出し、突然自宅への帰り道が分からなくなり、そのまま警察に救助されるまで彷徨っていたというケースも少なくありません。

 

認知症の場合、周りの物や人に注意を払う能力が著しく低下していることが多い為、徘徊中に信号を無視して車に跳ねられたり、誤って線路に踏み入れ電車に轢かれてしまう死亡事故も多く起こっています。

 

高速道路と気づかず侵入してまうケースもあり、徘徊は重大な事故に繋がる可能性が大きい症状だと言えるでしょう。

 

徘徊を防止する方法

認知症の方を持つ家族にとっては、徘徊は出来る限り防止したいことですよね。ですが徘徊してしまった時に、何故そんなことをしたのかと強く注意したり、家に鍵を掛けて外へ出られないようにするのは逆効果です。

 

徘徊は精神的ストレスや不安、緊張によって起こることが多い為、家族の方と一緒に過ごす時間を増やし、会話したり触れ合ったりすることで日常的によくコミュニケーションを取るようにしましょう。

 

また、徘徊しようとしている時は、どこに行きたいのか、何を探しているのか目的を訪ね、それを中止させようとするのではなく他のことに注意を引き付けるようにしましょう。

 

例えば「今日は遅いので、ここ泊まって良いですよ」「お出かけの準備を一緒にしましょうね」と、無理に徘徊をやめさせようとしないことが大切です。

 

こちらの記事が参考になります。
>>認知症患者に効果的な、2つの代表的テクニック(対処法)

 

まとめ

徘徊は、認知症の方の多くに現れる症状であり、事故の原因にもなりやすく、本人にも家族大きいストレスを与えてしまいます。

 

そして、徘徊を止めさせようと必要以上に厳しく注意したり、苛々して辛く当たったりして、お互いに更に大きなストレスを感じてしまうことも少なくありません。

 

ですが、徘徊を始めとする認知症症状の多くは、上手く付き合っていけば、症状を軽くしたり、ストレスに感じないものにすることもできます。

 

普段から会話を多くすることで、何に一番注意が行きやすいのかを知っておくように心がけ、適切に対応できるようにしましょう。

 

コミュニケーションを中心とした看護の方法は、こちらの記事が参考になります。
>>「ユマニチュード」とは?認知症への効果や実践方法など

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