認知症による「見当識障害」とは?症状や対応など

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認知症になると現れる症状の1つに見当識障害があります。見当識障害は一般の方には耳慣れない言葉ですが、認知症介護の現場では非常に有名な言葉であり、まず最初に知っておくべき重要な言葉でもあります。

 

ここでは、見当識障害とはどういったものであるか、また、見当識障害の症状対応について触れていきたいと思います。

 

見当識障害とは?

「見当識」とは医療の用語で「自分の置かれている状況を理解する能力」と定義されています。

 

主には、

  • 時間:「今の時刻は何時なのか?」
  • 場所:「自分はどこに居るのか?」
  • 人「自分が誰で相手は誰なのか?」

 

これら3つに分類されます。

 

見当識障害の症状

それでは、ここからは見当識障害のそれぞれの症状を見ていきましょう。

 

時間の見当識障害

時間の見当識障害は、健常者と認知症患者で差が分かりづらいという特徴があります。「いま何時であるか」「今日は何月何日であるか」など、健常者でも間違えることや忘れることがあるためです。

 

そのため、少し時間を間違えたからといって、すぐに認知症と疑うことは出来ません。ある一定より状態がひどい場合には、気を付けるようにしましょう。

 

たとえば、日付ではなく「いま何月であるか間違える」などの症状が頻繁に起こる場合には、時間の見当識障害の可能性があります。その他には、昼夜が逆転してしまって、夜に活動的になったりする現象も、時間の見当識障害の症状の1つと言えます。

 

場所の見当識障害

場所と人の見当識障害は、健常者から見ると分かりやすいケースが多いです。

 

たとえば、自分の家にいるにもかかわらず「家に帰ります」と言い出したり、通い慣れた道にもかかわらず、立ち止まって道に迷ってしまうケースは、場所の見当識障害と言えます。

 

場所の見当識障害は環境の変化によって症状が発覚するケースも多く、引越し後など自宅が変わる場合に症状が現れやすくなります。

 

人の見当識障害

人の見当識障害は、最も分かりやすい症状です。まず、人の見当識障害は自分に対するものと他人に対するものの2種類に分かれます。

 

自分に対して見当識障害を起こした場合には、自分で自分が誰なのか分からなくなってしまいます。自分を他の誰かと勘違いすることもあれば、若かった頃の自分に戻ってしまい、口振りや態度も変わってしまうなどの症状も見られます。

 

他人に対する見当識障害になった場合には、最悪の場合、たとえ家族であったとしてもそれを認識できなくなります。介護する家族に対して、「あなたは誰ですか?」「いつもお世話になります」など、他人行儀な態度を取る場合、他人に対する見当識障害と言えるでしょう。

 

見当識障害は認知症の証

人間は誰しも、歳を取ると記憶力が低下したり、物忘れをしたりするものです。ですが、その症状が進み見当識障害を起こした場合には、既に認知症になってしまったと認識するべきです。

 

家族としては受け入れがたいことではありますが、そのまま放っておくと認知症の症状はどんどんひどくなります。現在は病院にて対応薬を手にすることも、通販で認知改善のサプリメントを手にすることも出来ます。

 

ですので、認知症だと気付いた段階で出来る限り早く対処することが重要と言えるでしょう。

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