認知症で昼夜逆転や不眠になった場合の対処法

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認知症になると、

  • 昼夜逆転の生活をしてしまう
  • 不眠症になって夜眠れない

などの症状が見られることがあります。

 

それはなぜでしょうか?
また、どのような対処法が考えられるのか、見ていきたいと思います。

 

昼夜逆転や不眠になる原因

認知症になると人や場所、時間などの認知力が落ちることがあります。それらの能力が落ちると、自分が今どこに居て、何をしているのかが分からなくなってしまいます。

 

たとえば、真夜中に尿意を感じ、トイレに行ったとします。ですが、トイレを出て部屋に戻ろうとした瞬間に自分の居場所が分からなくなり、戻れなくなることもあるのです。ひどくなると、自宅を他人の家と間違えたり、2階に上がれないなどの症状も起きます。

 

また、夜中というのは明かりも少ないため、視覚情報も少ないです。そのことも、認知力を低下させる原因の1つになっています。昼間なら理解できることも、夜になると出来なくなってしまうというわけです。

 

そのため、夜中に不安を抱えることが多くなり、夜中に眠れなくなってしまう場合があります。結果的に、昼夜逆転の生活や不眠症になるのです。

 

対処法

昼夜逆転の生活になってしまった場合や、不眠症になってしまった場合には、共感を上手く使うことで解決ができます。これは「繰り返し技法」とも言われます。繰り返し技法では、相手が言ったことに対して自分の意見を挟まず、ただ言われたことを繰り返してあげます。

 

たとえば、認知症の方が「部屋が分からないんです。」と言ったら、「部屋が分からないんですね。」とオウム返しにのように返してあげ、部屋まで連れて帰ります。この時に、「何言ってるの!部屋はこっちでしょ!」など相手を批判する言葉を発すると、相手も逆行してしまいます。

 

ですが、相手の言ったことを繰り返すことで、相手を肯定してあげることになり、相手は安心を感じます。その結果、こちらの話を素直に受け入れやすくなるため、スムーズに解決できるというわけです。

 

また、繰り返し技法以外の方法としては、注意を他に向けるというのも有効な手段です。認知症になると注意力が落ち、ついさっきまでの出来事も忘れやすくなります。ですので、その現象を逆に利用することで、問題がすんなり解決することがあります。

 

認知症の方が何かに不安を感じ、騒ぎ始めたとします。その際、普通だと落ち着けようとしたり、黙らせたりしますが、実は他の対象に注意を向ける方が収まり易いです。

 

たとえば、本人がお菓子好きなら、「ところで、お菓子でも食べませんか?」と言ってみてください。きっと、不安や恐怖から気持ちが逸れて、おとなしくなってくれると思います。

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