認知症で服を着られない、歯を磨けない時の対処法

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認知症になると、

  • 服を着られなくなってしまう
  • 歯を磨けなくなってしまう

などの症状が見られることがあります。

 

それはなぜでしょうか?
また、どのような対処法が考えられるのか、見ていきたいと思います。

 

服を着られない、歯を磨けない原因

今までは当たり前にできていたことが、急に出来なくなってしまう。認知症になると、そういうことが頻繁に起こります。介護する側からすると、急な変わり様に驚いてしまいがちですが、原理を知ることで冷静に対処できるようになるものです。

 

たとえば、代表的なものに「服を着られなくなる」「歯を磨けなくなる」などの現象がありますが、これらが起こる原因は「失行」と呼ばれています。失効とは、行為自体は分かるのに、自分ではそれが実行できなくなる状態です。

 

先ほど例に出した、服を着られなくなるという現象で見れば、「服を着替える」という行為は理解しているものの、どの穴に身体のどの部位を通せばいいのか判断ができず、結局のところ、服を着替えられずにいる状態です。

 

これらの現象は、行動を司る脳の神経系に障害が起きたために生じると言われています。

 

対処法

こういった失行の症状が現れた場合には、意外にも、何もせずにただ見守るという対処法が効果的です。

 

ともすると、当たり前のことが出来なくなった親を見ると、何か手を貸してあげたくなりがちです。ですが、認知症の方にも自我があり、プライドがあります。行為自体は理解しているので、自分には出来るはずだと思っているのです。そのため、すぐに手を貸されると自分が馬鹿にされた気分になってしまいます。

 

ただし、ひたすら見守るという行為は、想像以上に辛いものです。普通なら簡単にできることも、認知症の方には時間がかかりますし、じれったいと感じてしまうこともあるかもしれません。ですがそれを乗り越え、認知症の方が自分で達成できた時、その方は自尊心を保つことができると言えます。

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