認知症で着替えや入浴の際に暴れる場合の対処法

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認知症になると、

  • 服を着替えさせようとすると嫌がる
  • 入浴させようとすると暴れる

などの症状が見られることがあります。

 

それはなぜでしょうか?
また、どのような対処法が考えられるのか、見ていきたいと思います。

 

着替えや入浴の際に暴れる原因

着替えや入浴の際に暴れる原因は、大きく2つあります。

 
1つ目の原因は単純に、「裸になることへの抵抗感」です。幼い頃ならまだしも、私たちは大人になってから裸にされるという事は滅多にありません。そのため、羞恥心を感じ、暴れてしまうのです。

 

また、裸になることが恥ずかしいという感情以外にも、裸になることへの恐怖心もあると言われています。服を脱ぐということは、身にまとっている物が何も無くなります。つまり、身体を守るものが一切ない状態です。そのため、自然と防衛本能が働き、身を守る(暴れる)という行動に繋がるのです。

 

そして、2つ目のは「人の認知」です。認知症の中でも特に、アルツハイマー型の認知症では人の認知が出来なくなるケースが多いです。介護をしてくれているのは理解できても、それが誰なのか分からないという状況も起こります。介護する側としては悲しい状況ですね。

 

でも、辛いのは介護する側だけではありません。誰が自分に触れているか分からないということは、逆を言えば、知らない人に身体を触れられているという感覚であるということです。

 

もし自分が知らない人に服を脱がされるとしたら、かなりの恐怖を感じますよね?認知症患者の方は、このような恐怖を感じ、どうしても暴れたくなってしまう時があるということです。

 

対処法

とは言うものの、介護する側としては、暴れてしまってはかなり困るというのが本音かと思います。そんな時に心がけて欲しいのが、「とにかく安心させる」ということです。

 

ともすれば、早く着替えや入浴を終わらせたいがために、急いで事を運ぼうとしたり、無理強いしてしまう方も多いと思います。ですが、本人が拒否しているにもかかわらず無理に進めても、結果的には時間がかかってしまうか、終わらないでしょう。大事なことは、安心させることです。

 

たとえば、着替えをするにしても、いきなり脱がせにいくのではなく、最初は雑談から始めます。そして、場の空気が和んできた段階で「洋服でも着替えましょうか?」と提案し、さり気なく進めるようにしましょう。

 

入浴の場合も同じで、①まずは脱衣所に移動する、②脱衣所で服を脱ぐ、③お風呂に入るというように、段階を追ってゆっくり進めるようにします。決して、いきなり全てをやろうとしてはいけません。認知症の方の理解が追いつかずに、混乱して暴れてしまう可能性があります。

 
大事なことは、認知症の方のペースに合わせて、安心感を持って接してあげることです。

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