認知症でガラクタや小銭を溜め込んだ場合の対処法

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認知症になると、

  • 部屋の隅にガラクタを溜め込んでしまう
  • やたらと小銭がいっぱいある

などの症状が見られることがあります。

 

それはなぜでしょうか?
また、どのような対処法が考えられるのか、見ていきたいと思います。

 

ガラクタや小銭を溜め込む原因

認知症が進行してくると、部屋の隅にガラクタを溜め込んでしまう場合があります。空き缶や広告、汚くなった靴下や割り箸など、普通に考えればゴミに見えるものをしまいこんでしまうのです。

 

では何故このような事が起こるかというと、認知症による判断能力の低下が原因にあります。

 

健常者であればゴミであると判断できる物でも、認知症患者の方にとっては、それが「ゴミなのか、それともゴミではないのか」が判断できなくなります。私たちは何かをする時、過去の記憶を元に判断を下す習性がありますが、過去の記憶も曖昧になっているために、判断能力が鈍ってしまうのです。

 

また、小銭を大量に所持してしまうのも、上記と同様に判断能力の低下が原因です。

 

私たちは何かを購入し支払う際に、実は想像以上に複雑な計算をしています。ですが、認知症が進むとその計算が素早くできなくなるため、計算するのが億劫になり、ついお札で支払いを済ませがちになります。そのため、小銭が大量に溜まってしまうのです。

 

この現象は健常者でも経験したことのある方が多いのではないかと思います。それはちょうど、初めて行く外国の国での支払いに似ています。初めての国では、通貨の単位や大きさがいまいち掴めないために、ついつい支払いを早く済ませようとして大きいお金を出してしまうと思います。

 

あれは、その国の小銭計算のスピードが追いつかないために、起こる現象です。認知症患者の場合には、その現象が常に起きているような状態なのです。

 

対処法

これらの症状が起きてきたら注意しなければいけないこととして、決して怒らないということが挙げられます。

 

健常者から見れば異常な行動だとしても、認知症の患者からすると判断がつかないのが現実です。つまり、本人たちはおかしな行動をしている自覚がありません。そのため、急に怒られても何故自分が怒られているのか分からないため、非常に動揺してしまいます。

 

なので、こういった症状が起きた際は「移す」という表現を使うとスムーズに解決できます。たとえば、溜まったガラクタやゴミを片付けるにしても、「捨てますね」と言うのではなく、「一旦移しておきますね」と伝えることで、本人は安心して任せることが出来るのです。

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